自分の中の「不」を見つけることが良いコンテンツ作りにつながる
こんばんは、副長です。
最近は良いコンテンツとは何か?というような議論が多いですね。
いわゆる従来のSEO対策が徐々に効力を失いつつあり、読み手に向けて良いコンテンツを提供することが最上のSEO対策であるという流れがあります。
ただ漠然と良いコンテンツとはいっても、何を指すかというのは人それぞれ違った考えを持っているようです。
私は月10万円ちょっとしか稼いでいないひよっこアフィリエイターではありますが、良いコンテンツとは何かについて考えてみました。
良いデザインはクライアントの「不」を解決すること
私は以前、建築設計事務所に勤めていました。
個人住宅の設計を手がけていた小さな事務所だったのですが、そこの社長がよく言っていたのが「デザインというのは、お客さんの『不』を解決することだ」というセリフです。
不というのは、不満や不便といった意味ですね。
例えばある住宅の設計で階段に手すりを付けることになりました。
普通であれば、手すりは床面から90センチ程度の高さにつけます。
しかしその住宅には70代のおばあさんが同居しており、階段の登り降りに苦労しているとのこと。
手すりも普通の高さだと、ちょっと高すぎるようです。
そこで、ほとんど施工が完了した時点で階段に手すりを仮止めして、実際におばあさんに登り降りしてもらいました。
図面を描いているだけでは絶対にわからなかった手すりの高さが、現場でおばあさんにテストしてもらうことで、最適な高さに設定できたのです。
ちょっと例え話が脱線した感がありますが、クライアントが抱えている不便さや不満点がデザインによって解決できるという良い経験になりました。
良いコンテンツもユーザーの「不」を解決するもの
以上はデザインの話でしたが、サイトのコンテンツ作りでも同様のことが当てはまるのではないでしょうか?
ユーザーが検索して何かを探しているというのは、悩みだったり不便さを解消したいという思いがあってのことです。
そんなユーザーの「不」を見つけ出し、適切な解決策を提示してあげるということが必要です。
もちろんアフィリエイトサイトであれば、広告に誘導してCVさせるということがゴールです。
そのゴールへ誘導する前の段階で、このような考え方をしておくのが大事なのでしょうね。
自分の「不」がヒントになることがある
私のサイトで子育て世代にむけた情報サイトがあります。
自分が子育て真っ最中ということもあり、わりあいコンテンツは作りやすいんですね。
赤ちゃんのオムツのブランドで、花王のメリーズという名前はご存じですか?
うちの子どもはこのメリーズを使っているのですが、以前は手に入りにくく非常に苦労しました。
ドラッグストアの開店前に並んで、貴重な在庫を探したこともあります。
中国での買い占めが原因だったようですね。
そこで当該の子育てサイトで、メリーズの在庫状況がわかるページを作りました。
楽天市場やAmazonなどの在庫状況を調べて、一時間おきに自動で更新されるものです。
このメリーズのページが昨秋あたりにアクセス数が急増し、CVも増えていきました。
アフィリエイターならご存知のとおり楽天市場やAmazonのアフィリエイト報酬は微々たるもので、残念ながら大した収入にはなりませんでしたが...
ただ自分が感じている不便さから生まれたものが、ユーザーの不便さも解消することができる良いコンテンツになったということです。
そうしてみると、普段生活している中でも自分でいろいろな「不」を感じている場面がありますよね。
そんな思いをサイト作りに活かしていけば、結果的に良いコンテンツができるのではないでしょうか?
まあそうはいっても、アフィリエイトを仕事としている以上は「いくら稼げるか?」というのが重要なわけで。
さっさと寝て明日の仕事へ備えましょう。
おやすみなさーい。